登山で学んだこと

エントリーシートや面接のどこかで登山については触れたいと思っているので、ひとまず思いつく限りブレインストーミングをしてみたいと思います。

山は山で心底楽しんできたのですが、自分の頭の中がまったくもって[検閲により削除]なために、無意識のうちにいろいろなものに結びつけ、結果として「楽しさ」以外の多くの要素を吸収できることになった・・・と自負していますw

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  • 単独行である
    • 計画立案・情報収集・実行・判断・反省・フィードバックまで全てをこなす
    • 自学自習の重要性。情報を集め、現地で実践し、改善していくプロセスの繰り返し。
    • 安全管理・リスクマネジメント(情報収集の徹底、気象に対する理解、遭難事例の研究、柔軟かつ冷静な判断、撤退する勇気)
    • 安全管理の一環として、読図に興味を持つ。地形図と磁石を用いて現在地を求めるためには、きわめて論理的な思考が要求される。
    • ひとりで確実にこなすことへの自信(⇔プロジェクトリーダーとして他者と協力することの重要性@図書館スタッフ)
    • 重い荷物を背負って、一歩ずつでも、かならず山頂にたどり着ける。
  • 山行暦
    • 泊まりは基本的にテント泊・自炊。1週間級の縦走を7回、雪山山行を2回。荷物の重量は25kg超。(山岳界ではいたって普通レベルの山行暦だが、「海外を一人で放浪」と同じぐらいの価値はあるはず?)
  • 自然の雄大さ・複雑さ
    • 地球のダイナミクスを実感。机上の学問から一歩出た世界。(地学:山並み・地質、気象学:風・雲・雨・雪、を肌で感じられる)
    • 人間のちっぽけさ、自然の大きさ、そして文明の偉大さを実感。
  • 環境破壊について考える機会
    • 山域的な視点では、登山道からの土壌侵食や高山植物などの食害。観光施設やダムの建設。登山という行為がもたらす山岳環境の破壊というジレンマ。
    • 全地球的な視点では、山岳地は環境の変化を受けやすい傾向にあるものの、必ずしも文明活動の影響は感じられない。例えば、地球温暖化に関しては、紅葉の時期はここ数年早まり、残雪量も増えているなど、状況は簡単ではない。むしろ、山岳地の寒冷で厳しい環境を体験したことで、「真の危機は寒冷化であって、温暖化は推進されるべき」という考えを強める。