ISS同窓会@東京

まだ東京にいますが、先ほどみんなと別れた後、バスまでの時間をつぶすべくネットカフェに入ったので、記憶が新鮮なうちにいろいろ書きたいと思います。

素晴らしい交流と勉強の2日間でした。
今回はISSの同窓生の中でも、自分たち2005年度のメンバーだけでなく、87年から03年までの幅広い先輩方も来ていらっしゃったので、一番人数の多かった夕食会のときには25人ぐらいが参加していました(すごい!) 先輩たちはさまざまな分野のスペシャリストが集まっていて、いろいろな人から中身の詰まった話を聞かせていただけました(ある数学団体の理事とか、コンピューター関係の技術者とか、法律家とか。話の深さが違います!) 余談ですが、05年の仲間や先輩から大学の話を聞いたところ、東大などの上位国立大学でさえもチャラけてる学生が多いとのこと。講義についてもイマイチという声が多かったです。つまり、自分がこのところ散々書いていた話は、どこに行っても変わらない問題のようです。

先輩方のおっしゃっていたことをいくつか紹介したいと思います:87年の先輩「君たちISSerは言ってみれば濃すぎるキャラぞろいの社会不適合者だ。だけども、そういう連中が科学を面白くするんだ」、99年の先輩「普段の会話の中で科学のことを話し合えることこそが、本当の科学を楽しみ育てることなんだよね」 いろいろな話を聞いていると、視点や取り上げ方こそ違っても、そういった先輩方や仲間たちの持っている「根」の部分は共有じゃないのかな、と思えてきます。

その後、代々木のオリンピックセンターに行って12人でお泊りをしました。例によってというか、みんなで寄り集まって4時ぐらいまでずっと話してました。そのころにはだいぶメンバーが減って大学生中心のメンバーになっていましたが、その話の内容が本当に濃かった! あらかじめ企画が組まれたわけではないのに、気がついたらサイエンスのテーマで真剣なディスカッションを繰り広げていました(一番たくさん話していたテーマは「人類」。ほかには各自の専攻の話など)

成績とかレポートとか、何かの目標のためにやるのではなく、その議論をすること自体に価値があるから一生懸命に話し合うんだ、というみんなの作り出す空気は本当に刺激的でした。こんな素晴らしい機会はめったにないと思うと、それは「感動的」でさえありました。みんなの熱意・知識・思考力は本当にすごいレベルのものだと思いますし、その一員として自分も参加できたことでうれしい気持ちと誇れる気持ちでいっぱいです。無理して起きてて本当によかったと思ってます。

その次の日は、主に2005年度のメンバーでもんじゃ焼きを食べてカラオケに行きました☆ そして今ネットカフェの個室に座ってこの記事を書いているわけです・・・w

わずか2日間のことでしたが、本当に効果抜群の栄養をたっぷり吸収できて最高に満足しています。あの空気とそれを作り出せる人たちの存在そのものが、まさに宝です。

これまで散々書いてきたひどい現実があると同時に、自分が理想としているようなやり方で「何か」をやっている人たちがいっぱいいるということを知って、自分の中に希望の光が一気に差し込んできた気がします。これを機会に自分を叩きなおして、上へ上へと目指して進んでいけるようにがんばります! まだまだこれからです。