甲斐駒ヶ岳 八合目まで 3/22・2日目(甲斐駒八合目往復→七丈小屋→黒戸尾根)
晴れのち曇り
朝にはすっきりと晴れ渡った。ただ、前夜の小屋番の方の情報で「上部はアイスバーン化しており登頂はほぼ不可能。数日前に滑落死した人もいる。」とのことだったため、縦走は諦めて8合目のピストンに切り替える。森林限界を超えると強い日差しと強風がお出迎え。雪はアイスバーンかしていて、アイゼンの爪が完全には刺さらないところも。8合目からは北岳、鳳凰三山、八ヶ岳、さらに遠くは北アルプスまでの大展望。ぜひとも見たかった雪の仙丈ヶ岳はここからは見えず残念。ひとしきり写真を撮り、居合わせた人たちとの会話を楽しみ、下山にかかる。テントを撤収して、長い長い黒戸尾根をひたすら下っていった。下山後は「べるが」の温泉に入り、某所でテント泊。翌日は途中の名古屋でみそかつを食しつつ鈍行を乗り継いで帰宅。
おはようございます。左のテントがマイホームw 夜は風がびゅうびゅうごうごうでうるさかったですが、テントへの影響はそれほどでもなく、十分安眠できました。
頂上付近がアイスバーンで登頂困難=縦走中止ということで、八合目ピストンに切り替えて軽荷で出発!
黒戸尾根を見下ろす。それにしても急な尾根だなぁ・・・ 手前の鉄剣は信仰の山の証。
八ヶ岳! 思い出の赤岳もくっきり。
フォッサマグナ(大地溝帯)がよく見えます。これが地球の割れ目!
森林限界を超えて、右手には甲斐駒。風が強くて煽られます。雪質はとてもよく締まっていて、アイゼンの爪を有効に使いながら登ります。
八合目到着。鳳凰三山と富士山。
北岳様!
ちょっとお散歩。アイスバーン化が激しく、お散歩でもピッケルが手放せません。カメラ滑落などにも要注意!
諦めた山頂。ロープ持参の本気組も含めて、全員引き返していました。この雪質では仕方ないっす。
視線を転じれば、積雪豊富な北アルプスが真っ白な姿をしていました。
下りの一幕。サングラスを掛けないと目を開けることすらままなりません。
帰り道。アイスバーンなのでアイゼンを効かせて慎重に。
刃渡りから鳳凰三山。
ミドルパス。帰りは別の登山口へ向かいます。
森を抜けて平地へ。黒戸尾根と甲斐駒が屹立して見下ろしています。
幕営場所はヒミツ・・・ ヒントは「夏季限定営業」
翌日、鈍行の乗り継ぎにて帰宅。