短縮

6月ぐらいに散々悩んで組んだプランだったが、天候不順を受けて組み直し。どちらの山行も後半部分に核心部があるため、その部分を残して再プランニング。

コース案は末尾に載せた。


で、その上でアプローチなども調べて考え直した結論:

もし、今週末から週間予報に晴れマークが並べば、8月末に出発して「南ア南部」を先にやってしまおう! というのは、9月になると登山バスがなくなるため、アプローチが絶望的になるからだ。

その上で、その後のことは帰ってきてから考えることにする。9月中旬に好天期が訪れるのを狙って「西銀座」をやってもいいし、今年はパスして来年の8月前半に本来の「立山槍縦走」としてやることにしてもいい。どうせ今決めておいても方針は絶対に変わる。南アから帰ってきた後の気持ちや体調を今から想像すること自体が無駄なことだ。

そもそも、涸沢→北ア→南アという山行順は、日数と自分の思い入れによって決めていた。「楽しみは最後に残すべし」という貧乏臭い発想からだ。が、ここまで天候不順に泣かされ休みをじりじり削られた手前、天気の良い時に行きたいところに行くことの方が重要になってきた。今年一番の楽しみだった南ア縦走ができないとなれば、それは本末転倒だ。そもそも、当初の予定通り立山槍に出発していれば、今日が帰宅日なのだからw


で、本来なら南アの下山日は9月10日以降だったため即日新幹線で帰るつもりだったのだが、今回のプランだとそれ以前になり、1回分残っている18きっぷが使える。その場合、下山日のうちに自宅にたどり着けないため、掛川で1泊必要になる。ビジネスホテルは味気ないので他を探してみると、良い感じの旅館を発見。その宿泊費は新幹線代とほぼトントンだった。鈍行に乗るのは全く苦じゃない、というか新幹線より好きなので、同じ出費でゆっくりできるのはうれしい。

と思っていたのだが、落ち着いて調べなおしてみると、バスを一本早い便にすれば18きっぷ利用でも当日中に帰宅できることが判明。横窪沢は9月になると小屋が無料開放になるためテント撤収の手間が省けるので、3時起床・4時出発ができる。すると10時までに白樺荘に着けるはずなので、11:50のバスまでのんびりと温泉と昼食の時間が取れる。旅館に泊まるのも悪くないがやっぱここは節約だ。下界の旅は下界の旅でいつかまたお金がたまったら、ねw それにしても意外と掛川って近いんだな。

  • 「南ア主脈縦断」改め「南ア南部縦走」
IN−鳥倉−三伏峠【泊】 2h50m
三伏峠−小河内岳−高山裏避難小屋【泊】 6h35m
高山裏避難小屋−中岳避難小屋(⇔悪沢岳)−荒川小屋【泊】 4h20m+2h30m
荒川小屋−赤石岳−百間洞【泊】 6h50m
百間洞−聖岳−聖平小屋【泊】 8h10m
聖平小屋−上河内岳−横窪沢小屋【泊】 7h40m
横窪沢小屋−畑薙第一ダム−OUT 6h

鳥倉までのアプローチが問題。8月中であれば、名古屋(高速バス)松川(登山バス)鳥倉で、その日のうちに三伏峠まで上がれる。しかし、9月に入ると、名古屋(高速バス)松川(路線バス)大河原(タクシー)鳥倉になり、5000円コスト高になる上、鳥倉の到着が夕方になってしまい、三伏峠には上がれない。

  • 立山槍縦走」改め「西銀座縦走」
IN(急行きたぐに)−折立−太郎平−薬師峠【泊】 5h20m
薬師峠−黒部五郎岳−黒部五郎小舎【泊】 6h45m
黒部五郎小舎−三俣蓮華岳双六岳−双六小屋【泊】 4h20m
双六小屋−西鎌尾根−槍ヶ岳山荘⇔槍ヶ岳【泊】 6h35m+1h
槍ヶ岳−槍沢−上高地【泊】 7h
上高地−OUT 0h

薬師峠定着で薬師岳を往復することも可能だが、おそらくパスするだろう。