北アルプス涸沢穂高周遊 8/5・2日目(奥穂高岳・涸沢岳往復)

涸沢6:20⇒穂高岳山荘9:05/9:25⇒奥穂高岳10:05/11:20⇒穂高岳山荘12:10/12:35⇒涸沢岳13:00/13:40⇒穂高岳山荘13:55/14:05⇒涸沢15:45


朝は3時半ぐらいに目が覚めて、そのままのろのろと起き出した。朝食はスガキヤのとんこつしょうゆラーメン。

今日からテントを張りっぱなしにして3日間サブザックで周遊する。1日目は定番コースの奥穂高岳往復だ。



テント場からザイテングラードに至る道は、パノラマコースと小屋経由のコースがあるが、展望が良いのはパノラマコースということでそちらを選ぶ。ちなみにどちらも時間的には大差ない。

ザイテン取り付きまでは歩きやすい石畳の道が続き、雪渓を何度か渡る。涸沢より上は森林限界を超えているので展望が良い。あいにく天気はいまいちだが、たくさんの高山植物が美しい。


日帰り装備で荷物が軽いので、足がスイスイ上がる。やはり、荷物が軽いことは素晴らしい。だが、20kg超の重い荷物にはある種の中毒性があるらしく、それはそれでやめられないw

それにしても、わずか3ヶ月でここまで景色が変わるものかと驚く。感覚的には「まったく別の山」といった印象だ。2ヵ月後の紅葉は年間を通じて最もすごい時期らしい。(人出もすごいとかw) 真冬は・・・


ザイテングラード取り付きで休憩を取る。少しばかりの行動食を食べる。

ザイテングラードに上がると、岩場歩きがメインになる。よく踏まれた道で浮石は少ないが、落石には十分注意しよう。上部に行くとクサリ・ハシゴがかけられている場所もあるので、慎重に通過する。展望は良い。


ザイテングラードより涸沢カール



穂高岳山荘に着くと、ちょうどヘリが荷揚げをしているところだった。写真のとおり、かなり低いところまで降りてくる。ここでトイレを済ませて奥穂へ向かう。

奥穂への道は最初が難所だ。短いながらも、急な岩場でピン・クサリ・ハシゴも多い。三点支持をしっかりして行こう。不安な方には涸沢岳をお勧めする。



こんなところを登ります。

最初の難所を乗り切ってしまえば、あとはゆるやかな登りになる。奥穂高岳山頂までは山荘から40〜50分である。


登山道の脇にも花がたくさん



あいにくのガスの中ではあるが、日本第3位の山、奥穂高岳(3190m)に到着。

今日は時間に余裕があるので、紅茶を沸かしてガスが晴れるのを待ったが、なかなかガスは晴れなかったので、穂高岳山荘へ戻ることにする。



ところが、下山途中、ガスが切れて涸沢岳と青空が覗き、その後も比較的良い天気が続いた。

穂高岳山荘に着いてからしばらく迷ったが、時間も余裕があったので、結局涸沢岳にも行くことにした。GWのときと同じ道を登っていく。



振り返ると奥穂とジャンダルム。雪が無いほうが岩が露出して威圧感がある。



で、涸沢岳に着くとまた再びガスがかかってしまったw 晴れ待ちモードで数十分待つが、奥穂以外は見えず残念。


下山はいつだって面倒だ。GWはどこでも歩けてズボズボ下ったり、下半分はシリセードしたりで楽々だったが、夏山はそうはいかない。ひとたび転べばどこを打つかわからないので、一歩ずつ慎重に下る。

途中、登りのときに少し話した人に出会った。曰く、小屋で余った弁当をある人たちがもらって、その人たちからいくつかお裾分けをもらったそうなのだが、自分たちで分けてもまだ余るから一個譲ってくれるとのことw  一応遠慮したのだが、「まぁいいから」という具合に来たのでいただいておいたw 今夜の夕食〜w



下ってきて奥穂を振り返る。



夕方になって雨が降ってきたので、テントの前室で調理した。今日の夕食は、野菜たっぷりのコーンクリームシチュー、そしてもらったお弁当。これでもうお腹いっぱいだ。