比良山系第13回(八淵の滝〜武奈ヶ岳〜奥比良主稜〜畑)


ガリバー旅行村9:35⇒大摺鉢10:25⇒広谷11:25/11:40⇒イブルキノコバ11:45⇒武奈ヶ岳12:30/13:10⇒細川越13:30⇒釣瓶岳13:55/14:00⇒イクワタ峠14:30⇒笹峠14:45⇒地蔵峠14:55/15:00⇒林道出合15:25⇒畑バス停16:00


比良山系はこの2年間で一通り歩きまくってきたが、比良随一の名所である「八淵の滝」をまだ訪れていなかった。

ということで、今回はガリバー村から八淵の滝、武奈ヶ岳、奥比良主稜を経由して、畑に下山するルートをとることに。これまでは湖西線側から登るのが多かったので、このルートは結構新鮮である。

湖西線、江若バスを乗り継いで、ガリバー旅行村に降り立つ。同じバスに登山者は30人ほど。ここは小学生のときに何回か来ているはずなのだが、景色に見覚えはなかったw 天気も良く、意気揚々と歩き出す。

八淵の滝は、滋賀県内では唯一「日本の滝百選」に入っている滝である。この付近には、安全な巻き道を行くルートと、滝沿いに沢を詰めていくルートがある。

後者を行くつもりで滝の方まで降りるが、このところの雨で増水しており、安全に渡れそうなところを探しても見当たらない。(ピョンピョン飛んで渡っていた人もいたが、当方ビビりなのでリスクをおかすのはイヤなのであるw)

一箇所だけ、一見岩が繋がってそうな場所があったが、渡る前に疑念を持ち、少し場所を変えて見てみれば、やはり対岸側の死角に岩がなく結局渡れないことが判明。それで自分は引き返したのだが、後から来ていた人が渡ろうとしていたので「そこも渡れないですよ!」と声をかけたのだが、どうやら無理して渡ろうと試みたらしく、しばらくすると背後からドボンと音が(ry で、無事に渡った人も上の方が難しいとのことで引き返してきていた。

ということで、あえなく巻き道ルートへ登り返しw 滝巡りコースはまた渇水期に来るとしよう。

しばらく歩くと再び水の音が大きくなり、大摺鉢に到着する。

巻き道ルートでも、ここだけは渡渉をしなければならないのだが、やはり水量が多い。靴でも渡れないことは無いのだが、もし落ちてしまうと靴などが濡れて大惨事になってしまうので、靴と靴下を脱いでじゃぶじゃぶ渡ることにw 沢の水は予想以上に冷たく、数mの渡渉にも関わらず足が冷えるのなんのって。だが楽しいw


滝と新緑が美しい。

この後はしばらく沢沿いに進んだ後、尾根へ上がっていく。広谷からは再び沢沿いを歩き、武奈ヶ岳の手前でまた尾根沿いに登るようになる。



このコースはどこを見ても新緑が本当に美しい。紅葉もさぞ素晴らしいに違いない。


武奈ヶ岳独特の「森林限界モドキ」を超え、展望が広がる


武奈ヶ岳に来るのは登山3年目にして8回目である。しっかりと濃くなった緑の山肌がきれいだ。



ここでコーヒーを沸かして大休止とする。


上方に虹のようなものを発見!


しっかりと山頂を満喫し、奥比良の稜線をたどり始める。1年前と1ヶ月前のテント縦走ではここを最北端の蛇谷ヶ峰まで歩いているが、今回は途中の地蔵峠から下山するプランだ。南比良主稜や武奈ヶ岳と比べると目立たない存在だが、樹林が疎で背が低いおかげで意外と展望が良く、今の時期は新緑も良い。



行く手の釣瓶岳。これまた緑が美しい。


振り返ると武奈ヶ岳。このあたりの雰囲気は南アに似てるかも?


釣瓶岳を越えて下り道。遠くに見えるのは蛇谷ヶ峰。

そして、下降点の地蔵峠に到着。

地蔵峠

そう、地蔵峠と言えば、1ヶ月前の縦走で間違って下山道に入り込んでしまった場所であるw

ここからの下山道は、実は登山地図にも地形図に記載されていないのだが、あのときのミスのおかげで下山道の存在を知ることができたのであった。前回歩いたところではルートは極めて明瞭だったし、地蔵峠の道標にもしっかりと「畑 2.6km」と書いてある。いわゆる新道だろう。

ということで、下山を開始する。今後のために地形図に点線を加えたいので、小まめに読図を行って現在地を把握しながら下っていく。尾根と道の位置関係や林道との合流点などをかなり正確に当てることができたので、とても良い練習になった。(登山道の薄い鈴鹿とかに行くときには必須のスキルだろうから)


畑バス停までは林道や田んぼ脇の道を歩いて降りる。

のどかな棚田である。

思った以上に速く行動できたため、予定より1時間早いバスに乗ることができた。

今日も最高の山行でございました。


<おまけ>畑バス停の簡易トイレにて


おしまい。