日本百名山と比良三名山

コースの総合的な面白さで山を選ぶタチなので、いわゆる百名山ピークハントは嫌いなのだが、とりあえずこれまでに登った日本百名山を登頂順に挙げてみる。

7座。意外と少ない。


今年登頂目標の百名山

目標どおりに行けば合計16座になる。登頂数が増えること自体は良いことに違いないが、山はコース・季節・天候で全然景色も雰囲気も違うわけで、テレビゲーム的な「クリアしたからおk」の考え方は登山ではナンセンスだ。(特に年配の方でこの傾向が強いようだ) 百名山はあくまで良い山を見つけるための「お勧めリスト」のひとつに過ぎないと考えている。気に入った山は何度でも行くぜっ☆


ところで、比良山系はリトル比良エリア以外はほぼ全山踏破しているので、登った感想をもとに、勝手に「比良三名山」を作ってみるw

ずばり、次の3座でキマりでしょう:

この選択に異論は無いものと期待するw(もちろん対案大歓迎です)

解説。

武奈ヶ岳は、西南稜から山頂の稜線の美しさは1000m級の山としては破格。山頂からの展望も素晴らしく、特に新緑と紅葉の季節は格別。ピークハント派なら御殿山コースが最短だが、青ガレから金糞峠、中峠、ワサビ峠の峠越えをして、最後に西南稜のクライマックスを迎えるロングコースが一番のお勧め。いずれにしても1回目の武奈ヶ岳は必ず西南稜から登ろう。2回目以降は八淵の滝からもどうぞ。お帰りの際は、御殿山コースから坊村に下りるとか、琵琶湖側に降りるのも悪くないが、通好みの穴場は北稜から奥比良の稜線を軽快に縦走して帰るルート。西南稜が混雑していても奥比良に入れば人もまばらになる。(GWに丸一日歩いて出会ったのが3パーティーだったりw)

蓬莱山は、山自体よりは蓬莱〜権現間の稜線コースに魅力がある。比較的長距離にわたって続く開放感あふれる稜線と琵琶湖の展望は、これまた1000m級山岳としては破格の素晴らしさである。山頂が観光地化されているのは意見の分かれるところ。標高差1000mのアクセスにしりごみしてしまう人は、ロープウェイで山頂まで上がって、打見山〜蓬莱山〜小女郎峠のルートを歩いてみるのがオススメ。

堂満岳はどちらかというと見て楽しむ山。比良山系で最もアルペン的風貌を持つ山として知られ、前方にせり出してくる山容は、比良駅から見上げると一目で分かる。金糞峠方面から向かっていくと岩場が見える。紅葉の季節には山肌が非常に美しい。なお、山頂直前の急登は比良山系でも屈指。

最北端の蛇谷ヶ峰も捨てがたいが、特徴の薄い山なのでやや不遇。