蝶〜槍縦走 9/9・2日目(蝶ヶ岳より常念小屋へ)

天気:晴れ のち 霧 夜には雨

蝶ヶ岳ヒュッテ7:00⇒蝶槍7:50/7:55⇒2592ピーク9:05/9:25⇒常念岳12:40/13:00⇒常念小屋14:00


4時半起床。外はまだ暗い。まだ空は満天の星々が主役だが、安曇野側は早くも朝焼けがうっすらと始まっている。息をのむ眺めだ。

今朝もラーメン。銘柄は忘れたが味はとんこつだったと思う。


朝がやってきた。美しい朝焼けだ。


あけぼのの稜線には早くも御来光を拝みに出てきた人々の姿が。


真っ赤な朝日が昇る。神々しい。


朝日に染まる槍・穂高連峰
(左から前穂高岳奥穂高岳涸沢岳北穂高岳と続き、大きなへこみが大キレット、右端が槍ヶ岳。目的地ははるか彼方!)


日の出前後1時間ほどの絶好の撮影タイムが終わり、荷物の整理とテントの撤収にかかる。快晴の空のもと、予定通り7時に出発。


行く手にはおだやかな稜線。向こう側のピークは常念。


そして左手には雲が流れる青空の穂高

しばらくは展望のよいハイマツ帯を行くが、しばらくすると高度を急激に下げ、樹林帯に入る。雰囲気としては、比良の武奈ヶ岳から奥比良へ向かう道に似ていないこともない。


樹林帯の間から、常念の雄姿を望む。

この頃になると穂高はすっかり雲に包まれて見えない。が、見る角度で微妙に変わる常念岳の直線美が飽きない。

常念岳への急な登りへの手前に見晴らしの良いちょっとしたピークがあるので、そこで休憩する。日曜日とあって、他の方はこのまま安曇野側へ下山される方が多いようだ。


雲とともに、真正面に、でっかく、常念。

ここからが一番きつい。いつまでも同じような登りが続く。悪場も多く無理は禁物だ。一番きつかった、とは言わないが、この常念の大きなアップダウンはこの縦走の中でもなかなかこたえるものだった。400登ってまた一気に400下るとはw

ともあれ2時間ほど登りに登って常念岳山頂を踏んだわけだが、さすがにこの時間とあっては雲が湧いて展望は利かない。荷物を降ろしてチーズを食べながら雲の切れ間を待つが、残念ながら穂高や槍は見えなかった。

常念小屋まで降りると、広い鞍部で標高が低いこともあって気分が落ち着く。が、自分が到着した時点で、テント場はゼロ張w 最終的にも自分を入れてたったの2張。もう一人は徳沢で働いていらっしゃる方でした^^


ここの小屋は少し歩いて安曇野が見える場所まで行けば携帯が通じるので、自宅に定例の電話をかけ、ネットで天気予報を仕入れた。・・・予報は悪かった。くもりと雨マークの連続で、週間予報に晴れマークはなかった。天気図も仕入れてみたが、こちらはさほど悪くないように見えた。とはいっても、良くてくもりという程度だろう。


晩ご飯はアルファ米、レトルトの牛丼の具、わかめピリ辛スープ、そしてホタテの缶詰。山行の中盤に差し掛かり、次の日が行動時間としては一番長いということで、やや豪華めのメニューにした。行動食に余裕が出てきていたので、チーズも少しかじって足しにした。


予報は芳しくないが、山の天気は分からない。期待はしないものの、希望こそ捨てず、明日以降に備えた。