自家用車廃止による公共交通機関のみの社会の可能性

以下メモ

目的

  • 公共交通への一本化による:輸送効率の向上、輸送費の低廉化、渋滞の解消・定刻化
  • 自家用車廃止による:事故の低減、駐車スペースの不要化、排ガスの削減
  • 子供から老人まで、都市から地方まで、平等な輸送環境の提供

手段

  • 自家用車の全面廃止
  • バス・タクシーなど公共輸送・トラックなど貨物輸送は継続
  • 原則として、長距離の移動は鉄道、中距離の移動はバス、短距離の移動は徒歩・自転車・スクーター
  • 鉄道・バスの充実した都市部を除き、公共交通機関への自転車・スクーターの持込を全面許可(鉄道には専用貨物車を設置)
  • 山間部や地方部など、バスの十分な運行や自転車やスクーターによる移動が困難な地域では、タクシーの大幅な低価格化を進める
  • 各種交通機関を緊密に連携させるため、高度な輸送管理システムの構築を必要とする

現状および解決のアウトライン

  • 地方:ローカル線などの公共交通機関が廃れた理由は主にモータリゼーションにあり、そのために車を利用できない未成年者や老人にしわ寄せが及ぶ現状となっている。車を利用していた人口が公共輸送を利用するようになれば、廃止や縮小を余儀なくされた地方路線も多くの本数が運行できるようになり、乗客数の増加による効率向上に伴って運賃の低価格化も可能となる。(具体例:人口の4分の3が自家用車を利用していた地域において、鉄道路線が1時間おきの運行だったとすれば、自家用車の廃止によって、理論上15分おきの運行が可能になる。その分鉄道会社側としての効率も上がるため、運賃も引き下げることができる)
  • 都市部:都市部では公共交通機関を利用する場合にも大きな不便は無いが、過剰な数の自家用車が引き起こす渋滞・排ガス汚染・事故などは深刻であり、自家用車の廃止による根本的解決が期待される。また、都市部において道路や駐車場が占める土地面積の割合は無視できないほど高く、それらの省スペース化による都市開発への効果も高いと考えられる。


以上メモ。時間を作ってもっとしっかり考えてみたい。