反重力もどき

ところで、今読んでる本に、重力場の制御の話がありました。今時点では謎に包まれた重力場、そしてその制御によるいわゆる「反重力」。

反重力を実現したいなら、理論上いくつか方法がありますが、下に書いた重力の法則だけを見れば普通は次のようなものが思い浮かびます:
F=\frac{G(m_1m_2)}{r^2}

  • 質量をマイナスにできれば斥力になる⇒マイナスの質量なんて正気か!?
  • 重力定数Gをなんとかする⇒ちょっと待てそれは定数だ!

という具合に、どう考えてもかなり具合が悪そうです。重力場そのものの性質の解明を待たなくてはなりません。


そこで、超姑息な「反重力もどき」を自分なりに考えてみましたw

原理は単純。推進させたい物質を帯電させ、巨大な電場を発生させる。すると物質は電場が及ぼす力にしたがって推進する。その力が重力の力を上回れば反重力になる。

要するに、直接に重力「場」を制御するではなく、別の力によって重「力」に打ち勝とうとするわけで、だからこその「もどき」です。

こんな話はまったく読んだことがありませんが、こんなとんでもなくばかげたアイデアは絶対他の誰かがとうの昔に考えてボツにしてるはずです。

この手法の難題は、どうやって帯電させるのか、どうやって巨大な電場を発生させるのか、そして帯電した物体が及ぼすであろうさまざまな問題をどうするのか、という3点が大きなものです。

ただ、原理が未解明な重力に対して、すでによく知られた電気力を利用するため、技術向上による克服の可能性はないわけではありません。

もっと具体的に検討&計算をしてみればいろいろ見えるかも知れません。