ノート論

今書いた話の中でも、ノートの使い方は工夫すれば本当に便利ですばらしいものだったりします。
普通はルーズリーフさえ持ったらそれでおしまいですよね? でも自分の場合は3冊を使い分けていて、授業板書用のルーズリーフ、計算などのメモにつかう普通ノート、そしてリングノートがあります。

ルーズリーフを持つのは普通として、わざわざ計算用のノートを別途で持つのは、ルーズリーフだとメモやら計算やらで一気に何枚も書いたときにバラバラになりやすくて使いにくく、紙を補充するのも面倒で"MOTTAINAI"からです。細かいことですが、こういう面倒さがあるとついつい狭い余白スペースなどで計算やメモをするクセがついて、その非効率さのせいで頭の回転数も下がってしまいます。

今のコンピューターの時代にあっても、紙に書いて考えていくことは基本です! もちろん、文章オンリーのときはこういう風にキーボードうちのほうが5倍ぐらい早いわけですが、それでもなお紙が便利であり続ける理由は、好きなような書式で書けて(特に数式!)、図も制限なしに書けることです。紙なら3秒で書ける図が、パソコンだと5分ぐらいかかってしまうのはザラですから、これは捨てがたい便利さです。アイデアがまとまるまでは紙でとことん考えて、中身がまとまった上で、あとは中身を文章に落とし込みながらパソコンでちゃっちゃと打ち込んでしまえばいいんです。いきなりパソコンでスタートするのは非効率この上ないことを、これまでそうだった自分への自省をこめて言いたいと思います。

もちろん一番大事なのはリングノートで、この「ただの紙の集合体」こそがまさに自分の知的フィールドです。

紙、紙、紙!