2ヶ月ぶりの母校

卒業式以来ちょうど2ヶ月ぶりに、思い出いっぱいの母校へ行ってきました。
大学の講義は午前で終わりだったので、昼食を済ませて到着したのが12時半でした。でもって結局帰ったのはなんと7時半! その間してたことを箇条書きで。
-クラブの顧問のN先生にまず挨拶に行く

    • 自分の第一声:「こんにちは、ただいま帰ってきました!」
    • 忙しそうだったので「また後ほど失礼します」と言って去る

-国語のM先生とおはなし

    • 今年の修学旅行委員の働きぶりや他学部に行った内部生の近況を聞く

-世界史のY先生とおはなし

    • 高校時代とまったく同じノリでちょっと雑談
    • 「来校者」というネームプレートの中国語読みを教えてもらうw

-修学旅行でお世話になった、体育のI先生とおはなし

    • まずは卒業旅行が無事に終わったことを報告
    • 修学旅行の思い出話などなど
    • イスを勧めていただいて長話をしました。30分か1時間ぐらい?

-社会のY先生とおはなし

    • 大学での過ごし方などについてとても大事なアドバイスをいただく

-クラブのN先生と面談室でおはなし

    • 近況報告&思い出話
    • 春合宿のビデオを見て研究

-校長室に行って校長にあいさつ

    • 定番:将来に関していろいろと無茶な注文をされるw
    • 番外編:先シーズンのスキーの報告をする

-図書室で出会った後輩M澤とおはなし

    • 大学の惨状を話して聞かせ・・・ryw
    • そして彼は大いに納得して帰っていったとさw

-クラブのミーティングに参加

    • みんなの元気な顔が見れて良かった! 新入部員も数名ゲットしたらしい!
    • 春合宿で撮ったそれぞれの滑りの写真を現像してきたので、それを一人ずつ渡す。みんなに喜んでもらえて幸せ。
    • 若干ビデオ上映会
    • 後輩たちと雑談

-N先生と再びおはなし

    • スキーの話が中心。マンデルブロ集合の話も少し聞いていただいた

-最後は一人で人気のなくなった校舎を少し歩いて回って、帰り道へ。
-帰り道でも2人の先生と出会って若干の立ち話

他にもたくさんの先生や後輩たちと出会って挨拶をしたり立ち話をしたりして、いろんな人たちと再会することができました。一日にこれだけたくさんの懐かしい人たちと話ができて、満たされた気持ちでいっぱいです。

本当に心から幸せでした。

・・・ところで、今日おはなしをさせていただいた先生方に片っ端から話していたことが2つあります。

1つは読者のみなさんの予想通り「大学の惨状」の話しです(もちろん話しの相手は先生なのでかなりマイルドに話しましたよ!w)

もう1つは立命館中高が本当にすばらしい場所だった!」ということでした。心底思って言っていることでしたし、それを聞かれた先生方がうれしそうな顔をして「どうかそれを現役生にも伝えてやりたいな〜」と言ってくれていたのが、僕にとっては何倍もうれしかったです。

あの校舎での6年間の中高生活がなければ、今のような自分は絶対に存在し得ない。大きなものを授けてくれたかけがえのない学び舎、恩師、仲間! まさに「母校」という字句そのままです。それだけあの中高は思い入れのある場所です。その場所の素晴らしさに慣れてしまっていたからこそ、卒業して出て行って初めてその価値を実感するということでもあったわけです。

そんな自分が立命館中高の何が好きかと聞かれれば、迷うことなく「あの校舎に満ちている空気と風!」と答えます。具体的に一言で言えば、「活発なコミュニケーション」という一点に象徴されると思います。それを実現している要素が、発表力や思考力を求める優れた授業形態であったり、活発な生徒会や修学旅行の活動であったり、MESEやSS研究のような学術系の課外活動だったりするわけですが、そのすべてにおいて先生方が過保護でも野放しでもなく、適度に生徒たちと関わって、広い意味での「教育」をしてくださっているのが大事なところだと思います。

↑みたいな細かい話しは抜きにしても、あの先生、あの生徒、あの校舎のつくるその空気は、あの場所に行かないと得られない本当に素晴らしいものです。それは目に見えず形のないものですが、まさに何にも代えられない宝物だと僕は思っています。

そんな立命館中高は自分にとって2つ目の家族のようなものです。

「この学校に根っこを生やしちゃったらしくて、今も高校3.5年生の気分ですわ。」なんて冗談で言ったりしていましたが、本当に卒業しても気持ちだけはずっとずっと中高の生徒であり続けたいです。心から強く思ってます。それぐらい愛してます。母校と恩師と仲間たちを。

そんな思いで、ここの生徒だという錯覚に最後までとらわれながらも、いつも忘れて通り過ぎていた、あの大階段の石板のメッセージを最後に振り返り、心の中で2回繰り返し読みました。そう、これこそ立命館中高の精神。末川先生の残した素晴らしい贈り物です。

理想は高く
姿勢は低く
大地に足をふんまえて
一歩ずつ前へ
前へと進もう
     末川博

校門をくぐって、思い出いっぱいの母校を去り、いろいろと物思いにふけりながら、ゆーっくりゆーっくり歩いて帰りました。いろいろ幸せな一日だったからこそ、帰ってくるのはちょっと淋しかったかな・・・ 明日からもずっとここに来たいな・・・とどうしても思ってしまう自分がいました。味気ない大学生活に戻るのはちょっと辛いけど、だからこそ後輩たちにも暖かい目を向けられるようになるのかな。

末川先生の言葉とは不釣合いかもしれないけど、以下「贈る言葉」より

暮れなずむ街の 光と影の中
去り行くあなたへ 贈る言葉
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣くほうがいい
人は悲しみが多いほど
人には優しくできるのだから
さよならだけでは 淋しすぎるから
愛するあなたへ 贈る言葉
 
夕暮れの風に 途切れたけれど
終わりまで聞いて 贈る言葉
信じられぬと 嘆くよりも
人を信じて 傷つくほうがいい
求めないで 優しさなんか
臆病者の 言い訳だから
初めて愛した あなたのために
飾りもつけずに 贈る言葉
 
これから始まる 暮らしの中で
誰かがあなたを 愛するでしょう
だけど私ほど あなたのことを
深く愛した ヤツはいない
遠ざかる影が 人ごみに消えた
もう届かない 贈る言葉
もう届かない 贈る言葉

クラブの後輩たちが歌ってくれたのがうれしくて泣いた、思い出の歌。いろいろ失敗して辛かったからこそ、みんなに暖かく送り出してもらえたのが本当に嬉しかったけど、人前であんなに泣くなんて、しかもうれし泣きなんて生まれて初めてだったよ・・・ 泣いてるのを見て微笑んでくれたみんなの顔も忘れられないし、本当に恥ずかしかった〜 でもやっぱり嬉しかったよ。

もうOBになっちゃったからなかなか言えないけど、本当にみんなありがとう。

思い出いっぱい、忘れない。@Rits