NHK「日本の、これから〜ネット社会を考える」

6人ほどの専門家と100人ほどの一般人がネット社会について議論する生放送番組です。今夜の7時半〜10時半までの放送でしたが、最初から全部見ました。

3時間ということで、本当にいろいろな意見があったのですが、とにかく思ったことは、

坂村健さん、すごい!

生放送の会場にいる誰よりも本質的な点を突いて発言してくれていました。坂村さんが発言するたびに感激しまくってました。コンピューターに対する構え方が他の人とは次元が違います。さすが「世界のTRON」のリーダーだけあります。

「コンピューターは透明な道具です」

「インターネットとは社会そのものです。普通の社会と変わらないものです」

人類の発展する過程での「道具」としてのコンピューターやインターネット。ネット社会とはいえど、主役はあくまで人間。坂村さんが視聴者たちに強く伝えたいメッセージのひとつだったと思います。まさにこれこそが科学者の立場だからこそできる発言だと思います。

・・・その一方で、アクセス情報の保存について国家権力が働いてしまうのではないかという件について、坂村さんに問い詰められると、警視庁の役人は言い訳に近いことを言って逃げる始末。これだから警察はいつまでたっても信頼されないんです。とにかく、国家によるネット規制は断じて許せないことです。


もう、とにかく今日は感動しました。いろいろ問題のあるNHKですが、こういう中身のある番組はさすがNHKならではです。

この「日本の、これから」はシリーズ物で何ヶ月かに一回やってるようなので、次回も必ず見ます!

っていうか、自分もスタジオの一般人席で参加したかった・・・w