余談。アメリカの大学受験について

人のタイプにもよりますが、アメリカ大学を受験するのは、国内受験より楽かもしれません。
入試は一発試験ではなく、3年間の成績・自己推薦文・先生の推薦状・諸活動の実績・SATテスト(数学と英語)の得点などの書類を大学に送付して、国内にいる大学のOBや関係者による面接を受ける形式です。成績とSATのスコアが大体半分のウェイトを占めますが、それ以外の要素が残りの半分で、これがかなり重要です。

具体的には、アメリカのトップレベルの大学の場合、ガリ勉で学年でダントツトップの優等生が落ちて、Top20%ぐらいでも研究で世界大会で発表した実績のある人は受かる、ということが平気で起こるのです。

さらに、誰もが心配する費用の面ですが、Harvard,Yale,Princeton,Stanford,MITなどの名門大学は、海外から来る生徒にも、家庭の所得に応じて必要十分な額の奨学金を給付してくれます(貸与ではないので返済は必要ありません) 各家庭の必要に応じて出してくれるので(Need-basedというシステムです)、年収400万以下なら全額出してくれるぐらいです。ですから、下手すると国内の国公立に下宿して行くより安上がりになるのです。

大雑把に言うとこういうシステムです。多面的に見てくれる一方、逆に選考過程が不透明でアンフェアという一面もあります(例えば、卒業生の息子や娘が優先される行為が公然と行われています)

ただ、少なくとも自分にとってはこういうアメリカ型入試の方が向いてるだろうと、今でも思ってます。点数オンリーの単調な日本型受験は自分には合いません(逆に、基準が明確でフェアという意見もあるでしょう) みなさんはいかがでしょうか?

ちなみに、自分が志望していたのはStanford Universityです。それも今や過去の思い出話です。