比良山系第4回(鳥谷山〜比良岳〜打見山〜蓬莱山)

テスト勉強そっちのけで行ってきました。天気予報は「晴れ」の一言だったのですが、実際には空一面のくもり空でイマイチな天気でした。南東の風+湿った空気のコンボが、比良山系の斜面によって雲を発生させてしまったようです。

(この記事を書いているのは翌日の日曜日ですが、今日は空一面スッキリとした青空が広がっています。琵琶湖対岸の自宅からも、スッキリ晴れ渡った比良の山並みが見えます。昨日と今日を入れ替えておけばよかったなぁ・・・orz)

志賀駅7:45⇒荒川登山口9:00⇒荒川峠10:45/11:00⇒鳥谷山11:15⇒葛川越11:35⇒比良岳11:50⇒木戸峠12:20⇒打見山12:45/13:00⇒蓬莱山13:30⇒小女郎峠13:50/14:15⇒薬師滝15:15⇒蓬莱駅16:15

今日は頑張って5時台に起きて、7時45分に志賀駅から行動開始しました。予報は「晴れ」だったのに、空は一面曇り空。そして、登山口までのアプローチでふもとの住宅街をしばしさまよってしまうorz 何とか湖西道路裏の道を見つけ、そこから登山口へ。栗原やイン谷の登山口に比べると、一本の道標が立っているだけのなんだか寂しい登山口でした。

とりあえず黙々と登ります。丹念に地形図を読みながら(自分の読図力の範囲内で)、いまどこにいるのかを推理しながら歩きます。谷沿いから尾根沿いに出ると、徐々に針葉樹から広葉樹に植生が変わり、森の雰囲気も明るくなります。が、太陽の光がなくてはブナの明るい緑もいまいち映えません。

ちなみに、この標高になると雪の重みで根元が曲がった木が多くなります。全体的に木の高さも低くなりますが、これはおそらく風が強いためだと思われます。スキーで来るのもいいですが、冬の比良にも登山で来てみたいです。(ちなみに、今シーズンのびわ湖バレイは名物のオールナイト営業をやめるそうです)

荒川峠から縦走開始です。鳥谷山からの展望はそれなりによかったのですが、比良岳はただの丘といった感じで展望はありません。木戸峠に到着すると、びわ湖バレイの敷地内に入ります。

ちなみに、この日すれ違った登山者は、この時点ではたったの3パーティー! 南側のスカイライン武奈ヶ岳方面に比べるとやはりマイナーなコースのようです。びわ湖バレイに入ると小女郎峠方面からと思われる登山者も多く見られました。もちろゴンドラで上がってきた観光客も多数。(興ざめはもう慣れたw)


ここもあと2ヶ月ほどで白いゲレンデに変わります。今年はシーズン券を買うつもりはありませんが、1回ぐらいは訪れたいです。

蓬莱山から小女郎峠は、晴れていれば青空の下のスカイライン縦走、となるはずなのですが、今日は笹の中を黙々と歩くだけです。権現山までの縦走予定を変更して、小女郎峠からの下山道でエスケープすることにしました。

そして、何事も無く小女郎峠に着いたのですが、ここで衝撃的な事実に気づく・・・

あ、地形図なくしたっ!

どこでなくしたかはすでに明らかでした。蓬莱山を出発する前に荷物の整理をしていたとき、一旦ザックの隙間にはさんだまま、いつもの「右手に持つ」ポジションに戻すのを忘れていて、そのままザックを背負って歩いているうちに飛ばされたのです。いろいろ考え事をしながら歩いていたので、つい気づくのが遅れたのです・・・ ザックには登山地図も入っているので、地形図を無くしても残りの行程には何も問題はないのですが、愛用していたものを無くしてしまう辛さは特別なものです。

「比良山」の地形図は、半年にわたって使いこんでいたので、かなりしわくちゃになって擦り切れたりもしていましたが、それでかえって愛着がわいていました。買ったばかりのピカピカのものとはわけが違います。新品ならお金で買いなおせますが(たったの270円で!)、自分が使い込んで手になじんだ愛用品はいくらお金を出しても戻ってはきません・・・ だから、自分は小女郎峠から下山しながら、心のなかでこうつぶやいていました。

「自分のミスでほったらかしにして、一緒に連れて帰れなくてごめんね(´・ω・`)」

自分は「使い込んだ道具には心が宿っている」と本気で信じている人間です。本気で反省してます。大事にしてた地形図さん、安全で楽しい山行が出来たのはあなたのおかげです。半年間お世話になりました。ごめんなさい。

・・・ともかく、無くしたものはこのまま悩んでても仕方がないので、新品を買いなおすわけですが、ここで一つ問題が。実は、2.5万図「比良山」は、9月1日付で地形図の図式が「新型」に変わっているんです。この新型の地形図は、図の表示範囲が大きくなったりして使いやすくなってはいるのですが、それと同時に、死ぬほど品がないんです。

<この話は下の記事に別途載せました。それほど深刻な問題です>

ということで、やや沈んだ気持ちで小女郎峠から下山しました。小女郎峠からの下山道は非常に急なので、神経を使いました。今日は時たま太陽光が差してはいましたが、結局、最後まですっきりした青空は拝めずでした。

天気に文句を言っても仕方がないので、今週のテストをさっさと乗り切って来週の天気に期待します。来週以降はSuper Science Fairの準備と本番になるので、しばらくは休日なしでAcademicな日々を送ることになります(こっちもこっちでかなり楽しいです) そんなわけで、来週の天気は非常に重要です^^ そして行き先はまたもや比良、2回目の武奈ヶ岳に行く予定です。比良は何よりアプローチがJRだけでいいので非常に安上がりですからね。