白馬岳

ようやく書けました。写真多数
1日目:【大人・高校生・幼稚園児混成5人グループ】 ラスティック6:20(送迎)→猿倉7:00/7:10→白馬尻8:20/8:40→大雪渓終点10:50/11:00→岩室13:00→頂上宿舎15:20/15:40→白馬山荘16:00(その後白馬岳山頂ピストン)

栂池高原のペンション・ラスティックさんに前泊し、早朝に猿倉まで送迎してもらいました。たまたま同じ日に4人グループの方が泊まっていたので、せっかくのご縁なので、今日の行動をご一緒させていただきました。メンバーは、40代のおっちゃん2人と、高校2年生の男の子、6歳のリョーくん、そして自分の5人。

猿倉からはしばらく林道や樹林帯が続きますが、白馬尻を少し過ぎたところであの「白馬大雪渓」がその姿を現します。

写真では分かりにくいですが、白い冷気のガスがすぅ〜っと降りてきてめちゃめちゃ涼しいです。ここで軽アイゼンを装着して雪渓の上を歩きます。思いのほかツメが効いて快適に登れますが、冷気ガスに加えて雲の層に入ったらしく、全然視界がききません。2時間ほど上ると視界に黒い部分が見えてきて、そこで雪渓歩きは終了です。実際には雪渓はまだ続いていたのですが、先月の土砂崩れの影響で脇の秋道に切り替わっていました。雲の層を抜けて天気もよくなってきたので、安全な場所を探して昼食をとります。

さて再び登りはじめます。見所はいくつかあるものの、谷沿いのコースということで展望はききません。ちなみに、時折周辺の谷からは絶えずガラガラと落石の音が聞こえていましたし、さらに、通行禁止の雪渓がズドドーン!と激しく音を立てて崩落するところも見ました。もしもあの雪渓の上を歩いてたらと思うと・・・・ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル


この時間になっても上のほうにガスは沸いてきません。あと少しで稜線です!


稜線に出てくると、雲の層を抜けて素晴らしい眺めが広がります。一旦白馬山荘に行って荷物を置き、白馬岳山頂に向かいました。素晴らしい雲海です!

今日の白馬山荘はとても空いていて、一緒に登ってきた5人で一部屋を使うことが出来ました。食事もかなり良く、大満足でした。布団はちょっと湿ってましたが・・・

夜も更けて暗くなってきたので、星空を見に外へ出ます。上に顔を上げた瞬間・・・絶句。まだ目が慣れていないのに天の川がくっきり見えます! 富山の夜景や遠くの稜線も見えます。いつか見た北海道の素晴らしい星空ですら足元に及ばないほどの「満天の星空」。吹きつける冷たい風は晩秋の空気を感じさせます。来てよかった!


右のほうに見えるのは富山の夜景。30秒露光なので明るさが大げさになってます。


分かりにくいですが、天の川が写っています。

星空の感動を胸に、そして明日のご来光を楽しみにして、眠りにつきました。

2日目:【単独】白馬山荘6:30→白馬岳6:40→三国境7:10→小蓮華山7:40/7:50→白馬大池9:15/9:30→乗鞍岳10:00→天狗原11:00→栂池自然園11:50→栂池パノラマウェイ12:00便→ゴンドラ山麓駅12:40

起床は4時半です。洗面などを済ませて、冷たい空気の中、山頂方面へご来光を見に行きました。雲海から昇る太陽は稜線の岩肌を赤く染め、山に朝の訪れを告げています。


さて、青春18きっぷユーザーの常として、移動に時間がかかると言う難点があります。そのため、栂池パノラマウェイは遅くとも12:40の便に乗らなくてはなりません。実際には余裕を持って12時の便に乗りたいということで、コースタイムを逆算したところ、白馬山荘を六時半までに出れば間に合うと分かりました。

残念ながら、6歳の子がいる4人グループの方と一緒に行くとこのコースタイムをクリアできないため、今日は白馬山荘で分かれて先に行かせていただくことにしました。Oさん、Hさん、お世話になりました!!!

予定通り、6時半に白馬山荘を出発します。白馬山頂を経由しますが、ここは昨日の夕方と今朝のご来光で来ているので、長居はせずに写真だけ撮って通過しました。下界は雲がわいていますが、白馬大池までのスカイラインはすべて雲の上! 風も涼しくて気持ちいいです。


この先歩く稜線の全貌。右のほうで小高くなっているピークが小蓮華山です。


1時間ほどで小蓮華山に到着。白馬三山の勇姿が見えます


白馬大池に到着。ここは高山植物に囲まれた山上の別天地です。

この後、白馬乗鞍岳のピークを通過したりしましたが、基本的には大岩の歩きにくい道が続きます。さらに、雲の層に向かって降りて行くため、展望もききません。残念。

3時間弱歩くと、終点・白馬自然園に到着します。ロープウェイはタイミングよく12:00の便に乗れました。栂池山麓に下りた後は、ラスティックさんに預けていた荷物を届けてもらい、信州そばを食べ、温泉に入ってリフレッシュ(時間がなくてどれも急ぎ足でしたが・・・) そして、時間通りのバスに乗って、帰路につきました。

最高の初アルプスでした。そして、この世界に登山中毒者が一人増えたことは疑いの余地なし!

おわり。