これからのこと

正直言って、就職活動が終わったという実感があまりない。

確かにプレッシャーは抜けたし、本命から内定をもらったことでの「安堵感」はとてもよく感じている。だけど、かといって底抜けの開放感があるわけでもない。何というか、心の底にこべりついたものがなかなかはがれないような感じ。

もっとも、面接に呼んでもらった企業については、社会勉強も兼ねて最後まで選考を続けていくことにしているので、そういう気持ちが残って当然かもしれない。


とはいえ、やはりこんな微妙な気持ちが続くのは嫌だ。明日からの山遊びで思いっきり吹き飛ばしたい。



そして、その後の一年間は、本当に大切な一年間になると思う。今から、意気込みをこめて、おおまかなプランを書いてみたいと思う。

  • 登山

これはもう説明不要ですよねw

数年来の夢だった「残雪と新緑のアルプス」を堪能するのはもちろんだが、一年後にはほぼ間違いなく関東方面に移住することになるので、西日本の山を一通り登っておきたいと思う。石鎚、霧島あたりは特に興味がある。(百名山ハンターではないけど、やっぱり「良い山」として百名山は信頼できる指標だと思う)

今年はスキーを削減対象にしたわけだが(後述)、その代わりに、2月に一ヶ月ほどニュージーランドに滞在してバックパッキングをしたいと思っている。

ちょうど季節が反対になり、さわやかな夏を満喫できる上、高緯度とサマータイムの恩恵でとても日が長いという魅力がある。何より物価や宿泊費が安いのが良い!(本当はヨーロッパに生きたいんだけど、費用がry)

基本的には普通の旅とトランピング(トレイルハイク?)を組み合わせた旅行にする。登山になると、山自体のレベルも高いし、ガイドを雇ったりしなきゃならないので、ここは費用面を中心に要検討かな。

  • 山小屋バイト

7月から9月にかけて、すでに「内定」をもらってる小屋(三固三尺小屋ですw)があるので、そちらで働く予定。

従業員に若い人が多いらしいのと、素晴らしい穂高の山がすぐそばにあって、割とアクセスが良くて、沢だから水にも困らなくて、さらにボルダリングもできるということで、こちらを志望した次第ww (ただ、カールなので展望はそんなに良くないですが) 勤務環境は山小屋ならそれほど差はないと思ってます。

こんなヘタレがどれだけ持つか、かなり見物でつw 一週間持たずにシッポ巻いて帰ってくるかもしれません・・・

図書紹介プロジェクト、新設・携帯版サイトプロジェクト、そして配架などの基本業務。

やっぱり自分の就職活動がうまくいったのは、この図書館での経験が非常に大きいし、もちろんこれからも活躍したいし、後輩たちにノウハウを引き継いでいきたい。

正直言って、研究室よりずっとやりがいを感じているし、実際にエネルギーを注ぎたいと思っている。勤務日もかなり自由度が高いので、登山との両立もしやすいという利点もある。

学業関係で力を入れたいのは、研究室より、断然こちら。いわずと知れた、物理学の名著だ。

自分が大学の研究室を嫌う理由は「自分の幅を狭める」ということが最も大きい。一方で、ファインマン物理学はあらゆる分野を取り入れて、理系人としての教養を深めさせてくれる本だ。(パラパラめくっただけでも、他の教科書とはまったく別物の本であることが分かる。それは数式よりもファインマンの「語り」をメインに展開しているためだ。)

一回生のときからずっと読もうと思っていて、実際に取り組んだこともありながら、結局三日坊主で終わっていた。「大学の課程が全部終わってから読むほうが楽しめる」という父の勧めもあった。

しかし、就職を一年後に控えて、じっくりとこういう名著と向き合うのは最後のチャンスになるんじゃないかと思う。そして、これまでの3年間で物理学の講義は4科目全て受講して、ファインマンから教えを請うだけの素養は得られたように思う。

今こそ、やるべきときだ。そして、英語版の原著でファインマンの書いたそのものの言葉でそれを読んでいきたい。

早速、白馬に出てくる前に英語版と邦訳版を図書館で借りた。三日坊主で終わらずに軌道に乗せることができれば、きちんと購入して読んでいきたいと思っている。

  • 物理駆け込み寺(バイト)

公開質問会の講師。こちらも継続。

改めて振り返ると、図書館とここは大学直属の仕事だし、なんだかんだで大学に役立つような仕事に携わらせてもらっていることに、改めて喜びを感じます。

今後も、後輩たちにより分かりやすい説明をできるように努め、それを通じて自らの学びの向上にも役立てることができれば、それは本当に幸せなことです。

また、この仕事は割とフレキシブルに勤務日が設定できるため、図書館と同様に、登山との両立がしやすい仕事でもある。

  • 【削減】研究室

自分自身、これまで、「一年でも、一ヶ月でも、一日でも早く、現場のプロを目指して働きたい」という思いで就職活動に取り組んできた。その気持ちは今も変わらないし、大学の研究室はぶっちゃけてしまえば「卒業できればいい」という程度のものでしかない。そして、研究室選びについても、「早い時期から取り組ませてもらうことで就職活動に活用できて、その代わり、4年生のときはある程度手抜きできる」という、かなりアレな基準で選んできた。

とはいえ、実際のところ、研究室での活動が自分にとって削減対象となったのは、研究室が「ダメ」だからではなく、研究室よりも魅力的なものがありすぎるためだといえる。

だいたい、アマチュアの研究で、それもたった一年間で、何ができるというのか。そういう不信感が根底にある。そもそも、うちの学科そのものが、入学したその日から大っ嫌いなんだ!w

そうは言っても、自分のことだから、おそらくなんだかんだで人並み以上にがんばることにはなると思うw 実験に関してそれなりのビジョンはあるし、博士課程の先輩が挑戦した研究について、今は以前より高級な機材が準備されていて、より良い結果が出せる環境が整っている。その中でどこまで理想に肉薄できるかは、大いに興味のある問題だ。

月謝が高い上に、山メインだとコンスタントに通えなくてちっとも上達しない。以上www

  • 【削減】スキー

道具から旅費まですべてが高くつく、住み込みめんどい、去年までで嫌ほど堪能した。以上www

美しい景色を見ながらぶらぶら滑るのは好きだし、中高スキー部の後輩たちと関わるのはとても幸せでやりがいのあることでもあり、やっぱりスキーは自分にとってかけがえのない生涯スポーツだ。

とはいえ、基礎スキーとか、指導員検定を受けるだとか、そういうレベルでストイックにやるほどのモチベーションはないし、したがってお金も出す気にならない。