春の雪山・北ア涸沢山行 5/2・0日目(上高地までIN)

いよいよ出発の日がやってきた。

スキーの住み込みで雪には慣れている自負はあるものの、初めての雪山登山にワクワクドキドキである。


大学の1限目の授業が終わった後(英語だからサボれないのでw)、ザックを背負って速攻で出発。いざ、2回目の上高地へ!

本当は鈍行の方が好きなのだが、今回は時間の関係上、新幹線と特急しなの号を乗り継いで松本へ。自由席だったが、新幹線もしなのも空いていて快適に過ごすことができた。途中、遅めの昼食として名古屋で立ち食いのきしめんを食す。やはりうまい。

特急しなの号からは、中央アルプスの山々が少しの間だけ見えた。残雪がしっかりと残っている。目的地の涸沢はさぞたくさん雪があることだろう。

松本駅前の松屋牛めしとサラダを買い、松本電鉄の列車の中で食べる。まだ16時前と早い時間だったがが、上高地に着いたら寝るだけにするつもりだったので、これが今日の夕食になる。

電車終点の新島々からは、いよいよバスに乗り換えて山岳路線を上がっていく。上高地まで1時間の旅。曇り空ではあるが、車窓から見える新緑が美しい。

上高地の入り口・釜トンネルを抜けると、いよいよ景色が荒涼としてくる。芽吹きはまだ先のようで、道路脇には残雪もある。しばらくすると、しっかりと雪の残った焼岳と、穂高の前穂吊尾根が見えてくる。去年の9月に来た時とは景色がまるで違う。



バス車窓より、焼岳

バスから降りると、さすがに寒かった。ここまではTシャツ一枚で移動してきたが、すぐにフリースを着込む。バスターミナルのトイレで運気をしっかりと解消して、キャンプ場へ向かう。途中通った遊歩道や河童橋は、時間帯と天候のためもあってか、ひっそりとしていた。

キャンプ場は、連休前日とあって割と多くのテントがあった。多くが山岳用テントを張ってアイゼン・ピッケルを外に置いている雪山装備な人たちだった。

テントを張って荷物を整理し終わった頃、徐々に雲が取れてきた。明日の天気は期待できそうだ。