比良山系第6回(権現山〜蓬莱山)

日が短いので、6/4のときのコースを途中で切り上げるルートで行ってきました。

天気は結局いまいちでしたが、空気が澄んでいて伊吹山鈴鹿山脈はもちろん、遠くの雪のかかった山まで見えました。登山者も少なく、晩秋らしい雰囲気の山行ができました。

和邇駅9:00⇒栗原9:50⇒登山口10:30/10:40⇒ズコノバン11:20/11:30⇒権現山12:00/12:10⇒ホッケ山12:30/13:15⇒小女郎峠13:40/14:15⇒蓬莱山14:40/14:45⇒金毘羅峠15:15⇒金毘羅神社16:20⇒蓬莱駅17:00
自宅を出たときは快晴でしたが、和邇駅を出たときから雲が出始め、登山口につく頃は一面の曇り空になっていましたorz そして和邇駅から登山口への道を間違えて15分ほど遠回りorz ただでさえ和邇駅からの徒歩アプローチは長いのに・・・完全にテンションダウンでした。

とりあえず登っていきます。途中から調子が出てきて、コースタイムと同等かそれ以上のスピードが出るようになりました。(ただ、実は前回のときよりも遅いです。荷物が重いせいでしょうか?) 樹木の葉がほとんど散っているので、登山道からもそれなりに展望はききます。空は一面曇っていますが、視界は良好です。そして和邇駅から3時間をかけてとうとう稜線に到着!


権現山の手前より。天気はいまいちながら、遠くまでよく見えて感動です。この時点で大幅にテンションアップですw ちなみに、この写真は真昼間の12時に撮ったものですが、遠くのほうの空は赤く焼けています。雨の兆しでしょうか? 不思議な光景です。

その後は比較的平坦な稜線を歩くので楽です。今日は稜線上でもほぼ無風だったので、ホッケ山で昼食としました。今回もまたカップラーメンですが、やっぱり山の上で食べるとおいしい。寒いとなおさらです。余ったつゆにはポテトチップスを少し入れて飲みきり、廃水を出さないようにします。(ちなみに、先に来て休憩していた気さくなおじさん3人組といろいろ話して盛り上がりました。)


相変わらず視界は良好です。近江八幡方面を望みます。(ちなみにこの写真の中に自分の家が写ってますw)


ホッケ山から蓬莱山。すっかり寂しい色になってます。所々に見える赤色がきれいです。


6月4日のときはこんな感じ。新緑の盛りを過ぎた頃。

昼食を終えて歩き出すと、小女郎峠まではあっという間です。少し歩いただけでしたが、峠の手前にとても眺めの良いスペースがあったのでおもわず立ち止まってしばらく景色に見とれていました。やっぱりここが気に入ったので、再びコンロを出して紅茶を沸かすことにw

ちなみに6月のときはちょうどこのスペースで団体さんが山の歌を合唱していました。そのときは登山者ももかなり多かったのですが、今日は本当に誰もいません。下界に見える琵琶湖はどこまでも静かで、時折湖西道路や湖西線の音がここまで聞こえてきます。一方、遠く見える大津市街や京都市街はここからはただの灰色の面で、その独特な色が都市の過密を見せています。


これが京都市街。分かりにくいですが、山の向こうは一面都市が広がっています。大津は琵琶湖もあって少しは自然の味がありますが、京都はのっぺりとした灰色でなんだか不気味です。時折、ピカピカと人工の光が見えます。


一方こちらは滋賀県長命寺方面。下界には一枚もやのベールがかかっているように見えます。

 
伊吹山の左と右のはるか遠くには、雪のかかった山が見えます。白山?南アルプス中央アルプス


180度のパノラマです。若干傾いているのは見逃してください。。。広角写真を合成したので迫力に欠けますが、言うまでもなく本物は比べ物にならないほどすごいです。

そうです、ここは別世界です。

誰もいない孤独感と下界をみわたす景観。これこそ、現代人がもっとも必要としているものかもしれません。

そろそろ時間的にも下山しないとやばいな、ということでさっさと蓬莱山へ。ここの道も楽々です。山頂はすでに雪溜め用のネットが張られていて、いよいよスキーシーズンの雪をまつのみの状態になっています。普段はこの周辺にはゴンドラの観光客がいるのですが、今日はゴンドラが点検で運休しているので、やはりここにも2人組の登山者がいるだけで他に誰もいません。

下山は金毘羅峠から蓬莱駅に降りるルートです。特に難なく降りれますが、南比良の最高峰からそのまま下山するルートなので標高差は大きいです。途中からの林道は登山靴にはきついかと思ったのですが、それほど辛くもなく、最終的にはコースタイムよりも30分以上早く降りてきました。ちょうど雨が降り出していましたが、依然として山にはまだ雲はかかっていませんでした。

ただ、今日はさすがに寒かったです。次回雪が降ったら、積雪が安定するまでは近づくのは避けたほうがよさそうです。