栗東の新幹線新駅は作っても用なし。在来線が非常に便利だからです

栗東市長選も2つの衆院補欠選も、3つともすべて自民党が勝利しました。

地元である滋賀県の新駅問題は大きな関心事です(ただし自分は栗東市民ではない) 知事選では凍結派の嘉田氏が当選したのに、市長選では推進派の国松氏が当選してしまい、これから何かと厄介なことになりそうです。

とにかく、なんとしても新駅を作らせてはなりません。在来線の本線から離れた場所に新幹線の駅を作っても、無駄にしかならないことは目に見えています。

現状でも、在来線の京都〜米原間は非常に便利です。具体的には、京都から草津へはわずか19分、米原から草津でも32分です。そのため、滋賀県内の人は、のぞみの停まる京都や、在来線直結の米原に行きます。在来線の本線から離れている新駅には用なしです。

嘉田さんがいる以上、おそらく新駅は出来ません。しかしながら、自民3勝はさすがに鬱。日本の政治も、もうだめぽorz(小沢さんと志位さんと福島さん、がんばれ!)

ところで、

せっかくなので、関西の在来線がいかに便利なのかを長々と書きたいと思います。

関西圏では、京都〜米原にとどまらず、姫路〜神戸〜大阪〜京都〜米原敦賀の約250kmを「新快速」が直通運転しています(湖西線回りの、〜京都〜近江今津敦賀のルートもあります) 「在来線は遅い」というイメージがありますが、ここの新快速はかなり速いです。だいたい新幹線の1.5倍ぐらいの所要時間で着いてしまいます。逆に言うと、7割近い平均速度を誇っていることになります。(本数の多さや乗り継ぎの便利さをトータルに見ると、全体の所要時間が新幹線より短いこともザラです。それゆえ「新幹線より速い」と言われることもしばしばです。)

京都〜姫時間を例にとってみると、新快速なら1時間30分、新幹線は1時間です。30分の差ですが、その30分のためには片道2920円の特急料金が必要です。米原〜姫路だと、1時間差となって特急料金は同じ2920円です。しかし、たった30分や1時間のために2920円を出す庶民はまずいないでしょう。しかも、新快速は京都〜姫路間では15分間隔で運転していて、いつホームに行ってもそれほど待たされません。非常に便利です。

そのため、この区間の移動では新幹線を使う人はほぼ皆無です。いるとしても、急ぎのビジネスマンか少数の金持ちぐらいのものでしょう。

さらに、昨日のダイヤ改正により、北陸の敦賀まで新快速の直通区間が延びました(ただし、北陸線米原敦賀間と湖西線近江今津敦賀は各駅停車で運転) このことは京阪神都市圏や滋賀県南部の人にはあまり関係のないことですが、滋賀県湖北地域の人たちにとっては大ニュースです。

この話はまた後日。

では。

P.S.今からようやく物理のテスト勉強を始めます^^;