負けた・・・

今日、帰りに某駅周辺の小さな書店に行きました。あらかじめ「滋賀県内の地形図がある」と聞いていたので、旧型の2.5万図「比良山」があるかどうかを見に行ったのです。
あらかじめ調べておいた地図を頼りに歩いて行くと、その書店が見つかりました。いかにも「町の本屋さん」といった趣の店で、その辺に段ボール箱や何かの用紙などが積み上げられ、本棚には色あせた本もいっぱい並んでいました。地形図の棚は店の端っこの入りにくいところで、ここなら旧型があるのでは!?と期待しました。

が、店の人が取り出したのは、あの忌まわしい新型の2.5万図「比良山」・・・

話によると、やはりここも大型書店と同様に、9月1日の時点で旧型を引き取って新型に入れ替える作業を行っていたとのことでした。「8月いっぱいまで出回ってた旧型のがほしいんですが、入手できるあてはありませんか?」と聞いてみると、ご好意で店の人のほうから「地図の問屋さんに聞いてみましょうか?」と言ってくださったので、お言葉に甘えてお願いしました。

しかし、問屋さんからも旧型は全て引き上げられているとのこと。

仕方なく、新型の「比良山」をとりあえず買いました。税込み270円なり。とりあえず、この記事を書き終わったら登山用に折って、踏破済みの部分の赤線と書かれていない登山道の点線を引きなおします。

さらに、帰宅後、地形図の直接的な取り扱いをしている「日本地図センター」に電話をかけて聞いてみました。すると、

「古いものはすべて回収して廃棄しました」

・・・orz

まだ懲りません。最後の手段は「国土地理院」です。こちらも同じく電話で聞いてみましたが、やはり例の謄本交付しか方法はないとのこと。しかも、画質やインクなどは市販されていたものとはやや異なるそうです。しかも代金は2600円かかってしまい、10倍近い値段になります。これではちょっと話になりません。

結論:haytoは負けた

うぅ、悔しい・・・ とはいえ、実際に買って眺めてみると、「比良山」の地形図が表示している範囲内では、集落などは少なく、山の地形を表す等高線がメインになるので、ゴシックによる違和感はマシなほうです。等高線の見やすさ、図郭の広さなどのメリットもあることですから、ここはぐっと我慢します。山の上でなくしてしまった愛用の地形図には、今も深く反省しています。次回からは本当に気をつけます。

っていうか、テスト前にこんなくだらないことを長々と書くなんて、なんていうか、もうね、アフォかtry

<余談>

ところで、僕が今日訪れた駅の周辺は素朴な商店街が多く、例の本屋さんとの往復の間に道の両側を通ることが出来ました。駅の近くなのでシャッターの下りている店はほとんどなく、肉屋さんとか、佃煮屋さんとか、小さな本屋さんとか、食堂とか、床屋さんとか、電気屋さんとか、スポーツ用品店とか、などなど・・・わずか数百メートルの商店街にいろいろな店がありました。スーパーやデパートや地下街と違って、なんとも生活感のあふれたいい雰囲気を出していました。

何でもかんでも大型店に集約してしまうこの時代、そういう無機質な店よりもこういう商店街のほうが僕には魅力的に感じました。それはおそらく、人と人のコミュニケーションができる店が多いからでしょう。例えば、本屋は店に入るとピロリロピロリロ〜という音が鳴って、奥から愛想のいいおっちゃんが出てきたりしました。佃煮屋さんなんかは、そばを通っただけで店の人や佃煮のオーラを肌で感じました。(佃煮屋さんに寄って何かごはんに合いそうなものを買って帰ってもよかったなぁ。電車の時間の都合があっていけなかったけど・・・)