戦争に向かう日本 with 安倍氏

予想よりも票数が伸びなかったとはいえ、やはり圧倒的な支持を得ての当選です。完璧に世間の予想通りの結果だったわけですが・・・

さてさて、これから数年の間に日本はどのぐらいまで戦争に近づくのでしょうか?
戦争への道を本格的に開く・・・ このことが安倍氏の最も危険なところです。「美しい国」「誇りを持てる国づくり」などという美しい言葉は、真っ赤なウソであり偽善の塊です。その真意は戦争に向けて国民を服従させるための準備であり、いわば服従呪文のようなものなのです。

そもそもこんな言葉は、政治家が国民に対して使うべき言葉ではありません。確かに、「美しい」「誇り」などはとてもいい響きがしますし、私たち一般国民が使う限りはそれほど大きな問題はありません。しかし、トップに立つ立場の人間がそのような言葉を使うのは大問題です。それは、一般国民に「わが日本に誇りを持て!」と押し付けていることと同義であり、それは完全に自由と民主主義の原則に反しています。北朝鮮旧ソ連などの独裁国家と比べると、その現れ方は露骨ではありませんが、本質は何も違いがありません。

結局のところ、そのような押し付けを日常化することによって国民を麻痺させ、なし崩しに戦争に持ち込んで行くのが一つの筋書きとして考えられます。このようなやり方を、非民主主義的・軍国主義的と呼ばすしてなんと呼びましょうか。戦時中の日本と何も違いはありません!

しかし、2006年の今日におけるひとつの決定的な違いは、国民の選挙権によってそれを阻止することができるということです。参議院衆議院の選挙はもちろん、地方議員や首長の選挙もあります。そこできっぱりと反対する権利が20歳以上の国民にはあります。(自分もあと2年。待ち遠しい!) そして、遠くない未来、憲法改正の投票が行われるはずです。そのときは何があっても憲法改正を許してはなりません。そのときは自分も堂々と反対票を投じます。

野党の皆さん、そして投票権を持つ有権者の皆さんにお願いです。次の参院選自民党を倒して、衆議院解散総選挙を実現してください。小沢さんの民主党はもちろん、日本共産党社会民主党も頑張ってください! このまま放っておくと、本当に日本はヤバイぞっ!

*この記事は野党各党の主張とは一切関係ありません*