日本国憲法26条改正案
皆さんもよく知っているこの条文。生存権についての条文ですよね。
第二十五条【生存権、国の生存権保障義務】
1 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
で、これを参考にして教育の条文の改正案を提案。赤字が修正および追加部分。
改正第二十六条【教育を受ける権利、教育の義務、義務教育の無償】
1 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。すべての教育は、これを無償とする。
3 すべて国民は、健康で文化的な生産的教育を受ける権利を有する。
4 国は、すべての教育部面について、教育環境、教育内容及び学習意欲の向上及び増進に努めなければならない。
理由
- 教育を等しくするならば、無料にするのは当然の流れ。所得格差は何とか見逃すとしても、個々人の将来を左右する教育にまで格差がついてはならない。
- テストや成績によって脅迫に近い状況に晒されている生徒は、理想的な学習環境を得ているとは到底いえず、特に精神面での健康を著しく害されている。その解決のために、生徒の自由が取り戻されなくてはならない。
- 学習内容の暗記に終始している教育は、生産的とはいえない。また、貴重な科学的発見・芸術的創造がないがしろにされ、文化的側面が失われている。
具体的実現方法の例
- 教育の完全無料化(同時に大幅な税制改正)
- 現行の受験制度の廃止
- 必修教科以外の履修任意制導入
- 文系理系の枠組みの全廃
- 大型定期テストの全廃
- 告知なしでの日常的な小テストを導入
- ディベート形式での議論の禁止
- レポートやプレゼン発表の大幅増強
- 実験や実地研修などの講義以外の活動の強化
- 建設的議論を前提とするディスカッションの奨励
- 成績に対するより柔軟な評価方法の導入
など