復活の冬合宿

mixi日記より一部改変)

母校スキー部の冬合宿に行ってまいりました。

OBとして合宿に参加するのは3度目となり、少しは流れをつかめたようですが、先生方や先輩OBの皆さんには相変わらず迷惑ばかりかけてしまい、とてもかたじけない思いです。

生徒たちへの指導もまだまだなので、これから春合宿に向けて修行していこうと思います。


スキー部は、僕が現役の頃は男子がほとんどでしたが、今は逆転して女子がかなり多いクラブとなりました。

そのおかげか、今回の合宿は「中身ぎっしり、雰囲気ゆったり」といった感じで、とても良い合宿だったと思います。「ゆるすぎる」という話もよく聞きましたが、今の部員たちを見ていると、今のやり方が一番彼らにあっているんじゃないかな、と思います。

ハプニングが例年になく多い合宿でもありました。強風で難儀したことはもとより、中1の初心者たちと一緒に夕闇の中R-1とR-7を下ったのは一生の思い出になるでしょう。最後にはバス故障というオチまでしっかりと(笑)

技術的には、ポール練習での生徒たちの上達ぶりには心底驚きました。帰りの車中、「ここ数年まれに見る伸びだ」とN西先生もおっしゃっていました。今も目に焼きついている滑りが何本もあります。


僕自身は、先の春合宿のこともあり、この合宿には恩師のN西先生から呼ばれていたものの、参加するかどうか最後まで迷っていました。

もとより昨シーズンは技術的にも下手になりまくってダメダメだったし、精神的にはスキーを本気でやめようと思うところまでいきました。正直言って、今シーズンを迎えるのが苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。


しかし、今は「呼んでもらって本当に良かった」と思っています。

現地に着いてみれば、あらゆる心配が杞憂に終わりました。疑ってかかっていた自分が恥ずかしいばかりで、本当に申し訳ない思いです。

そして、最終日にスラロームの前走を滑らせていただいたとき、2年前の熱い気持ちがよみがえるのを感じました。やはり引退してもレーサーはレーサーなんだな、と。今シーズンはまた戸狩レーシングスクールに行きたいと思っています。

やっぱり僕はスキーが大好きな人なんです。


僕が今ここに完全復活できたのは、先生方、先輩方、生徒たち、すべてのみなさんのおかげです。

本当にありがとう。