機材追加きぼーん

写真の秋、物欲の秋ということで、いろいろと機材を検討していた。年度初めに立てた予算よりもだいぶ資金に余裕が出ていることもあって。

いろいろな撮影スポットがあるが、自分の特選スポットはやはり比良・中峠〜ワサビ峠間の森。とっておきのテントサイトも知っているので、今年はそこをベースに武奈ヶ岳周辺の紅葉撮影をやってみたい。てんくう温泉までの縦走プランもいいぞ〜 もちろん京都の紅葉も外せない。

その上で、余計な物欲・所有欲と戦いながら、自分の望む写真を撮るためにどんな機材が必要かを考えた。

VR16-85は風景には最適だが、F値が大きいためボケが全く出せない。タムロン28-75mmF2.8も悪くない選択なのだが、どうせならF1.4級の単焦点レンズを選びたい。
30mmF1.4、35mmF2、50mmF1.4、あたりで考えていたが、ボケを狙うなら焦点距離が長い方が良いし、標準よりは中望遠の画角のほうが好きなので、50mmF1.4にした。12月にはニコンの新型が出るし、シグマからもすでに新設計の50mmF1.4が出ているが、現行モデルだとそれらの半値で手に入るので現行版を選ぶことに。

  • 超広角レンズ

ぜひとも超広角で紅葉を撮りたい。室内撮影にも良いだろう。何より、換算15mmの超広角は、換算35mm単焦点コンデジ(光学ズームなし)で撮っていた中学時代以来、6年越しぐらいの夢である。
狙うはタムロン10-24mmだが、発売日が9/26から10/23に延期されてしまった。サードパーティ製レンズは値下がりが早いので1ヶ月ぐらい待てば5000円ぐらい下がるのだが、10月下旬といえば比良の紅葉がピークになる頃。被写体は待ってくれない。発売日に即買いしようと思う。

余談だが、VR16-85の16mm端は意外と強力で、今夏の登山では16mmでほとんど間に合ってしまった。実地で使ってみるまでは「やっぱ超広角と併用することになるのかな?」と思っていたのだが、杞憂だった。
もし16mm未満の超広角が稜線で使えたとしても、広角特有の強い遠近感が災いして、「写したい景色が遠ざかる」という問題が生じる。時には16mmでさえ持て余してしまい、20mmぐらいで撮影していることも多かったのだ。また、遠景をスパッと切り取りたいシーンも山では結構多いのでテレ端の85mmも捨てがたい。何より、縦走登山では重量も時間も限られる。Heavy&Slowスタイルを標榜しているとはいえ、レンズ交換をしたい放題していてはコースタイム6時間の行程さえ消化できるか怪しい。
そんなわけで、「歩きメイン・写真サブ」の山行では、VR16-85の付けっぱなしが鉄板となった。

  • 三脚

これがなくてもそれなりの写真は撮れるし、縦走に持って行けるような代物でもないので躊躇していた。でもやっぱりマクロ撮影や長時間露光だと、今持ってるテラ安物三脚ではブレる。特に、滝で水が流れるような描写は三脚がなければ不可能だ。
価格、重量、大きさなどを考慮して、SLIK カーボン 814 EXを選ぶことにした。

  • カメラバッグ

上記の機材を買うと、レンズ5本体制になるため、今持っているカメラバッグには入らない。もともと今のカメラバッグは父親のビデオカメラ用のお下がりを使っていて、それも真っ黒の古臭いデザインで意気消沈するようなブツだったので、早いところ新しいのが欲しかったのだ。
で、結局、登山で使っているズームバッグと同じブランドの、ハクバ「ルフト フォトランド ステリオ」にお世話になることにした。ビックカメラ店頭で見てデザインも使い勝手もそれなりに良い印象だったが、他のバッグに比べて価格がかなり安いのが最大の理由w


上記合計で12万円ぐらいの買い物。レンズや三脚は陳腐化しないので長く使えるだろう。

  • (2月か3月ごろ)D90

ボディについて。愛機D70は、発売から4年半、僕の機体は購入から3年半で、機械的には5年はいけるだろうと踏んでいるが、最新機種と比べるとどうしても見劣りする。実を言うとD70に対する不満点は少ないのだが、やはり最新のD90D300は段違いだ。しかし、仮にカメラが変わっても写真表現の幅が広がるわけでもなければ、吐き出す絵が大きく変わるわけでもない。
ボディというのは、「一番気を引かれるアイテムでありながら、実は一番更新しなくてもなんとかなるアイテム」というタチのものだと考えている。表現の幅を広げたいならレンズや三脚を買うが先、というのが写真としてのセオリーである。
だから、今秋はレンズと三脚を揃えるのが最優先。資金的にはその上でD90も買えないことはないけど、それをやると貯金がゼロになってしまうw(年一回の給付奨学金でまかなっているので、収入もほぼゼロ⇒がびーん。) ということで、スキー学校できちんと余裕分の資金を用意してからD90を買うつもり。価格の下落待ちという面もある。
もちろんD300も魅力的なんだけど、やっぱり高い。機能面だけを見れば、連射速度にはこだわらないし、AFは11点で十分だし、それ以外は画質も機能もほとんど同等である。もちろんカメラとしての質がまったく別物というのはよく理解しているけど、剛性が高い分重くなるわけで、山の写真が主体の自分にはちと厳しい。使い心地や質感に5万円を出す人もいるけど、僕はこの5万円を山行費やレンズに振り向けたい。コストパフォーマンスの最大値を取りたい。
ちなみに、D90にはビデオ機能もあるけど、これは別にどうでもいいw まぁ50mmF1.4とか90マクロを使って動画を撮るのは楽しいかもしれない。山頂でパノラマ写真を撮る代わりに動画でぐるっとやるとかも良い。
ともかく、D90にしろD300にしろ、D70に比べて高感度画質が段違いであること、ファインダーが格段に広いこと、そしてレリーズケーブルが使えることは極めてポイントが高い。少なくとも今D70で持っている不満点は全て解消する。唯一文句をつけるとすれば、ピクチャーコントロール世代の画質は彩度が高すぎる!ぐらいの話。


4回生までに奨学金などでお金をためて、就職が決まったら、残りの時間は登山と旅行、そして研究を目一杯やりたい。
会社に入ったら、どう頑張っても9日間以上の休みは取れないと思う。大学を出てしまえば、最悪65歳まで自由な時間は取れないかもしれないのだ。学生の予定はかなり自由がきくとはいえ、2回生は一番講義が多い時期だし、3回生は就職活動がある。8月・9月が自由になるとはいえ、新緑と紅葉の時期は逃してしまう。そういう意味で大学4回生は人生の中でも一年が自由に使える最初にして最後のチャンスだと思う。
もちろん、高卒で働いている同い年の人もいる。自分がどれだけ恵まれているか、それだけはいつも忘れないようにしよう。



P.S.
最後に前期成績の自慢。今年度前期のGPAは4.82でした。おそらく学科1位。後期も大きな事故がなければ、次期も学費減免の奨学金が取れるはずです。(今期までは後期学費免除でしたが、次期からは「後期学費−10万円が免除」になるそうです。それでも70万相当。先の特別転籍問題で国からの補助金カットを受けたののあおりと思われます。)
ちなみに情理にはGPA5.00なんていうバケモンのような成績を取ったヤツがいましたwww ちなみに彼は高1のときのクラスメイトです。