夏山計画の雑文

このところ計画に胸を躍らせる毎日で、修正に修正を重ねている。まぁ、何事も計画を立てるときが楽しいものさw 単独幕営縦走万歳!!

日数、体力度、自分の気持ちの入れ方のどれを取っても、立山槍<南アだったため、日程を入れ替えた。去年みたいに台風に邪魔されなければ、この日程で行く。(去年は台風の通過待ちで6日間ほど自宅待機してからようやく出発orz) まぁ今回は2週間までずらせるように組んだから中止はありえないはずだが、1週間以上ずれ込むと三連休にぶつかってしまうので、台風が来ないように願うことに変わりは無い。


当初9月に南アに行くのを躊躇していた理由は、交通の不便さ。ピークシーズンでも交通の便が悪くアプローチが長いのが南アだが、それが9月に入るとさらに不便になる。今回の場合だと、入山口の広河原には11月までバスが入るが、下山口の畑薙第一ダムには8月一杯でバスが来なくなる。ならばタクシー利用なわけだが、大井川鉄道井川駅までで7000円ぐらい・・・かな?(うぐっ) とはいえ、バスでもかなりの運賃をむしり取られるわけで、全体としては数千円のプラスで済むことに気づき、今回の日程変更を思い立った。

山小屋に関しては、高山裏避難小屋、小河内岳避難小屋、横窪沢小屋が9月から無人化になるが、無料開放になるのでかえってIYHであったりするw それ以外の小屋はまだ有人なので安心。

で、9月縦走の何が良いって、特に南アならガラガラで静かな山が楽しめること!(静かすぎて孤独で病んだらどうしようww) もし縦走終盤で余裕があれば光岳往復をプラスしたいのだが、体力的に言ってたぶん無理だろうなぁ。

あまり極端な軽量化はしたくないが、水3L込みで26kg以内にまとめるのが目標。去年23kgで問題なく歩けた実績を考慮しても、安全圏はおそらくここまでだろう。もちろんなるべく軽くはしたい。

蛇足だが、下山後は畑薙の白樺荘で温泉と昼食、そこから井川駅までタクシーに乗って、そこからは大井川鉄道のあぷとラインの景色を楽しみながら山を下る。この流れ、下山後の癒しとしては一級品だろう。問題は畑薙まで完走できるかどうかだ。

タクシー料金を早速電話で聞いてみると、畑薙第一ダム〜千頭駅で定額1.3マソとのこと(実際に乗るのは白樺荘〜井川駅だが、定額制なので)

まさしく「うはっwwwテラタカスwwwwwwwww」って話なわけで、僻地からの脱出には新幹線よりカネが必要なのかよと小一時間(ry まぁ、単独行やってるから悪いんだよな。複数人なら運賃割れるし。ぷんぷん。

で、歩きだと白樺荘から井川駅までで約23kmだから6時間弱。その時点で既に大いに難がある話なんだが、仮に体力などが大丈夫だったとしても、それをやると時間的な問題でその日のうちに自宅に帰れないため、結局ホテル泊まりなどで金を使う羽目になり、本末転倒であるw(テント泊は下界では避けたいので却下)

それと、同好の方を見つけて便乗という奥義もなくはないが、9月平日の南ア南部といえば誰にも会わない予感が早くもプンプンしているわけで、これは絶望的。それにいくら学生だからってヒッチハイクみたく最初からそれをアテにしたくはない。

まずは「ま、やっぱり大枚はたいてタクシーといくしかないか」と覚悟を決めて、その上で涸沢・立山槍・南アの山行全ての費用を計算してみた。すると、今夏の登山用に確保しておいた予算枠に少し余裕を残して収まった。まぁ何より18切符とテント泊フル活用の賜物だが・・・まさかここまで安く上がるとは恐るべし。(具体的には、山行日数26日で旅費から食費まで全部ひっくるめて10万以内に収まった)

ならば決まりだな、タクシー。この軟弱者めw

閑話休題。中途半端に多趣味でカネがかかる性分ではあるが、写真とスキーはこれ以上設備投資が必要なく、ランニングコストはどちらもほぼゼロだから、正味カネが必要なのは登山が大部分を占め、残りは決して多くない交友費になるのである。バイク・車が趣味な人は大変なはず。)