再読
白馬から戻ってから、「虚数の情緒」の再読をしている。
この本を高校時代に一度読了しているが、既知(と勝手に思っていた)部分や理解しにくいところは流していったことも多かったため、今度は前よりも詳しく押さえていこうという趣旨。新年度を前に気持ちを新たにするべく、再び数学と物理の「情緒」を取り戻すつもりだ。
主に就寝前のおふとん読書しかしていないが、自分としては割とハイペースに読み進められていて、この2週間で450ページほど進んだ。(読むペースはあまり気にしないほうだが、自分の熱心さを客観的に見るには良いバロメーターになる) この本の残りの旅路は550ページほど。終着駅は最先端の量子力学・素粒子物理学にある。
ちなみに、今回は、面白いと感じた部分(決して「重要な部分」ではない)をノートに取りながら読んでいる。一回目でも十二分に感動的な本だったが、再び読み返して再発見することも多々ある。いや、むしろ今回の方が多いぐらいだ。せっかくの初学書で「これは既知」と思い込むのはいけない。
これまでに出会った面白いトピックをいくつか:
- 古代の偉人たち(ソクラテス、アリストテレス、エラストテネス、・・・)
- 古代エジプトの大文化都市アレクサンドリア
- 分数⇒循環小数
- 対角線論法(実数の濃度について)
- 定木とコンパスだけでどれだけのことができるのか(初等幾何学)
- 黄金数の不思議、フィボナッチ数とのリンク
今月末日には白馬に再出発するので、それまでには第II部(数学編)の終わりまで進んでおきたいところ。