比良山系(比良駅〜武奈ヶ岳)

前日の夜に予定を変更して、比良山系最高峰の武奈ヶ岳(1214m)まで比良駅から往復してきました。まずはコースタイムを載せておきます:

比良駅9:25→イン谷口10:10→大山口10:35→金糞峠*111:50→中峠13:00→ワサビ峠13:30→武奈ヶ岳14:00(大休憩)15:00→比良スキー場跡15:40→北比良峠16:20→大山口→イン谷口17:45→比良駅18:15

今回のスタート地点はJR湖西線比良駅です。登山口までのバスは廃止されてしまったので、しばらく駅から登山口までのウォーキングが待っています。


比良駅付近からのパノラマ合成写真です。左に湖西線、右に比良山系です。拡大バージョン


一時間ほど歩くと、大山口に着きます。ここから本格的な登山道に入ります。今回選んだ登山道は、通称「青ガレ」と呼ばれる岩場を経由する正面谷ルートです。武奈ヶ岳に行くにはもっともオーソドックスなルートとされていて、新緑と川のせせらぎの中を進むさわやかなコースです。


ここから青ガレの岩場が始まります。一気に比良山系の稜線上まで上がるので、かなりの急登が待っています。登山道が見分けにくいので、樹木の赤テープや岩の赤マーカーに誘導してもらいながら登ります。


金糞峠(880m)に着くと、ようやく展望が開けて琵琶湖が見えます。主稜線の縦走路が通っている場所なので、休憩している間にも何人かの登山者が歩いていきました。僕は縦走路をそのまま横切り、主稜線より奥へ入っていきます。


ここからは急な登りなどは少なく、若干のアップダウンとともに森の中を歩きます。沢沿いの道を進むことが多く、何度も小川を渡りながら、川沿いの小道を歩いていきます。ここ最近雨続きだったこともあって、登山道が水没しそうになっているところもありました。



新緑と川のせせらぎ、まぶしい太陽の木漏れ日が差し込み、青空が木々の間から見える・・・ 山頂からの眺めはもちろんですが、こんな感じの森の雰囲気もいいですね〜

途中、中峠で休憩を取ります。ここからワサビ峠と西南稜を経由して武奈ヶ岳山頂に至ります。これから下山される方に出会い、ルートについて情報交換をしました。


中峠からは、一旦道を下り、川を渡り、再び谷の間を登ります。その途中の風景。


ワサビ峠を通り過ぎると、急に視界が開け、気持ちいい稜線歩きになります。ゆったりと風と景色を楽しみながら山頂を目指します。写真ではとても伝えきれませんので、ぜひ実際に来て目で見てください(笑)


武奈ヶ岳山頂、1214m。ここで昼食休憩を取ります。なぜかこの近辺だけやたらと虫が飛び回っていました。


分かりにくいですが、近江八幡彦根の写真です。沖島も見えます。


こちらは比良山系の西方面。打見山と蓬莱山のびわ湖バレイが見えます。下界では緑がだいぶ濃くなってきましたが、山の上はまだ若葉の季節です。ぶなの木がきれいです。

昼食と景観鑑賞を済ませ、下山を開始します。あの青ガレの岩場を下るのは避けたかったので、帰りは比良スキー場跡のコースを通ることにしました。


無造作に解体されてしまったリフト。このほかにも、あちこちでスキー場の建物が撤去されずにほったらかしになっていました。結局、閉鎖までこのスキー場で滑ることはありませんでした。ちなみに、スキー場跡から抜けるときに、登山道の標識が分かりにくくて少し迷いました(汗)

哀愁を誘うロープウェイ駅の跡を抜けて、北比良峠を経由して「ダケ道」で下山していきます。ここはごく普通の山道なので、足を捻挫しないように気をつけながら下ります。大山口に戻ってくると、あとは来た道を戻るだけです。


登山口から出た後の一般道から。比良駅まではあと少しです。

おわり

*1:カネクソトウゲ